ようこそ!ホピショップ「Sun&Rain」へ。
私たちのお店「Sun&Rain」は、自然の叡智と命の尊厳をテーマとした企画事務所「オフィスTEN」がプロデュースした日本初のホピ族専門店です。
ホピ族とは、アリゾナの砂漠地に住む人口9000人あまりの少数民族です。彼らは世界の平和を祈ることを神と約束しそれを実践している人々で「平和の民」という名を持つ、世界で最も有名なアメリカ先住民といっても過言ではないかもしれません。
しかし、残念ながら、日本での認知度は低いようで、知っているという人の多くも、ホピにまつわる一部の情報を間接的に知っている、といったものかもしれません。
私とホピ族との付き合いは20世紀の終わり頃からですので、かれこれ20年近くになります。当初、彼らの深い精神性と平和的生き方を学びたくて、ホピの大地へ通い続けていましたが、気づくと次第にアーティストの友人たちも増えていました。ホピ族の人々は類稀なるアートセンスを持ち合わせた集団でもあったのです。
彼らは、宇宙観やスピリチュアリティに基づいた素晴らしい感性を、カチーナ(精霊人形)を始めとして、ジュエリーや壷、そしてバスケットといった独自のアート文化の中で表現しています。
欧米では、ホピのアート作品は広く認知され、アンディ・ウォー・ホールやピカソなども、ホピの精霊人形カチーナをこよなく愛していたといわれています。
また、「エルメス」ではカチーナ柄のスカーフが数年に一度発表され人気を博しています。しかし、日本では、今までホピアートはもとより、ホピ族そのもののことも、ほとんど知られていませんでした。
そこで、ホピ族の多くの友人と日本の多くの友人たちの協力を得て、2014年5月に誕生したのが、ホピショップ「Sun&Rain」です。
ホピ族の人々は、ホピコーンに代表される畑仕事と祈りの儀式を重んじながら日々丁寧に暮らしています。彼らの儀式の多くは雨乞いの儀式です。それは、神様と約束をした大切な地から離れず、そこで生き続けて行けるように、そして世界の平和を祈り続けることができるようにする為です。
彼らは、ホピがホピの大地から離れ、祈りの儀式を行なわなくなったなら、地球が滅びてしまうと本気で信じています。ですからホピ族の人々にとって、命を繋ぐ「雨」は、全ての生き物の父である「太陽」と共に、とても大切なものなのです。
また、同時に彼らは古代ではなく現代を生きています。現代を健やかに生きるため、ある程度の現金収入が必要なことは、私たちも彼らも変らないことです。
しかし、現金収入を得る方法も、彼らは「平和の民」として矛盾の無い生き方を選び、ホピの深いスピリットをカチーナやジュエリーといったアート作品の中に込めて作成しているのです。
私たち「Sun&Rain」は、ホピ族の人々の祈りとスピリットが込められた作品を必要とする、日本の多くの方々に確実に届けるのが使命だと思っています。
それが「平和の民」ホピ族が世界の平和を祈り続ける役割を全うすることを応援し、日本の「平和の民」のスピリットを奮い起こすことに繋がると信じているからです。
どうか、あなたのもとにホピのアート作品と共にホピスピリットがダイレクトに届きますように。
天川 彩
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